ガルバリウム鋼板の色選びで失敗しない方法は?メーカー別おすすめの色を紹介

ガルバリウム鋼板の外壁にリフォームする際に、どの色を選ぶべきか迷う人もいるでしょう。色の選び方によって外観のイメージや遮熱効果、汚れやすさなどが異なるので、よく比較検討することが大事です。

この記事では、ガルバリウム鋼板の色を選ぶポイントやメーカー別におすすめの色を紹介します。色選びで失敗しないコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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ガルバリウム鋼板の色を選ぶ方法

ガルバリウム鋼板の色は多岐にわたるため、色選びに困ることもあります。迷ったときは、以下4つのポイントを押さえておきましょう。

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建物外観のイメージを決める

色を選ぶときは、事前に外観イメージを決めておくことが大切です。作りたいイメージがわからないまま色を選ぼうとすると、いつまで経っても決定できません。

「落ち着いた雰囲気にしたい」「シャープなデザインにしたい」など、大まかでも良いので理想の外観イメージを決めておきましょう。作りたいイメージが決まっていれば色選びがしやすくなり、業者からも有効なアドバイスを得やすくなります。

外壁のシミュレーションをする

ガルバリウム鋼板の外壁は、事前にシミュレーションができます。自宅の外壁を希望の色でシミュレーションできるので、どんな仕上がりになるかを事前に確認できます。色の切り替えは簡単にできるので、色選びで迷ったときに有効活用しましょう。

遮熱効果の違いを確認する

屋根の遮熱効果は色によって変わります。 太陽光を反射して熱の吸収を抑える効果に優れているのはホワイト系の明るい白系であり、ブラック系の色は太陽光を吸収して熱を持ちやすく、遮熱効果が落ちます。

暗い色は室内が暑くなりやすいので、遮熱効果を重視するならホワイト・グレー・シルバーなどの明るい色を選ぶのがおすすめです。

メンテナンス頻度をチェックする

外壁を掃除する手間を省きたいなら、汚れが目立ちにくい色を選びましょう。グレー系やベージュ系などの中間色は汚れが目立ちにくいため、メンテナンス頻度を下げられます。また、経年劣化による退色が遅く、時間が経過しても美観を維持しやすいという利点もあります。

一方で、鮮やかな色や明るい色は汚れや経年劣化による退色が目立ちやすいため、メンテナンス頻度を考えた上で慎重に選ぶことが大切です。

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ガルバリウム鋼板のおすすめの色

色選びに迷ったときは、人気の色から選ぶのも一つの方法です。ここでは、ガルバリウム鋼板の外壁におすすめの色を5つ紹介します。

ブラック

ブラックはスタイリッシュな印象を与えるため、外壁に使われることが多い人気の色です。

どのような差し色とも合いやすく、和風の建物でも違和感がないのも利点です。インパクトと重厚感があるため、かっこいいイメージに仕上げたい人にピッタリです。

ただし、熱を吸収しやすく室内温度が上がりやすいため、断熱材が一体化されたガルバリウム鋼板を使用するなどの対策が必要です。

グレー

グレーは、色の明暗によって印象が大きく変わります。 暗いグレーならモダンでスタイリッシュな印象に、明るいグレーならナチュラルで爽やかな印象になります。どちらも汚れが目立ちにくい利点があるため、お手入れの手間を省きたい人におすすめです。

ただし、明度によっては味気なく見えるため、色見本やカラーシミュレーションで事前に確認しましょう。

シルバー

シルバーは鮮やかさと清潔感があり、金属らしい質感に仕上がるのが特徴です。おしゃれなイメージで幅広い年齢層に人気があり、都会的な印象に仕上げたい人に人気です。また、白や黒などのはっきりとした色よりも汚れが目立ちにくいため、外壁をいつまでも綺麗な状態で維持したい人におすすめです。

倉庫や工場っぽいイメージを持たれやすいのが難点ですが、木材と組み合わせることで無機質な印象を和らげられます。 

ホワイト

ホワイトは清潔感と明るさがあり、いつの時代にも好まれる定番カラーです。流行に左右されにくく、周辺の建物とも調和しやすいため、失敗しにくい色だといえるでしょう。また、家が大きく見える膨張効果もあり、ほかの色と組み合わせがしやすいのも利点です。

しかし、汚れが目立ちやすいため、綺麗な外観を保つにはこまめなメンテナンスや掃除が必要になります。

ナチュラル系

レンガ調やウッド調などのナチュラル系カラーは、デザイン性が高く、温かみのある見た目に仕上がります。和風の建物とも相性が良く、落ち着いた雰囲気を好む人に最適です。単色カラーよりも価格は高くなりますが、汚れが目立ちにくいため、お手入れの手間と費用を軽減できるでしょう。

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メーカー別|ガルバリウム鋼板のおすすめの色

ガルバリウム鋼板はさまざまなメーカーが販売しており、商品によってカラーバリエーションは異なります。ここでは、メーカー別・商品別におすすめの色を紹介します。

ニチハ株式会社

外壁材のトップメーカーであるニチハ株式会社は、フッ素塗装を施したプレミアムシリーズを展開しています。紫外線に強く色褪せしにくいのが特徴で、長期間住まいの美観を維持できます。

プレミアムシリーズの商品のひとつ「NS型ネオスパン光」は、ガルバリウム鋼板の中は少ないワインレッドやイエローオーカーを扱っています。人気のネイビーブルーやメタリックシルバーなどもあり、充実したカラーラインナップから希望するイメージに合わせて選べます。

アイジー工業株式会社

国内最大手の金属製建材メーカーであるアイジー工業は、金属板と断熱材を⼀体化させた「アイジーサイディング」を販売しています。熱を通しにくい軽量の外壁材で、デザイン性の高さが特徴です。

金属の質感を生かした「シンプルモダンシリーズ」をはじめ、石・タイル・木目の質感を表現した「ナチュラルシリーズ」、シンプルなデザインの「ベーシックシリーズ」を展開しています。ブラックからナチュラル系まで人気のカラーを一通り揃えているため、好みに合わせて選べます。

稲垣商事株式会社

稲垣商事株式会社は、ボルトが表面に現れない「ICボルトレスサイディング」を提供しています。強度や防水性に優れており、迅速に施工できるのが特徴です。木目調やエンボス柄などデザインやカラーも多彩で、落ち着いた雰囲気や高級感のある外観など、仕上がりのイメージに合わせて選べます。

旭トステム

住宅建材メーカーの旭トステムでは、表面仕上げの種類が豊富な「金属Danサイディング」シリーズを展開しています。レンガ風、タイル風、木目風などの自然素材を活かしたデザインをはじめ、ストライプ模様まで多様な種類から選べます。また、各シリーズ内のカラー展開も充実しており、カラーと表面仕上げの組み合わせにこだわって選ぶことができます。

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ガルバリウム鋼板の色選びで失敗しないコツ

色選びで失敗しないためには、色の確認方法や業者の選び方を慎重に行う必要があります。事前にしっかり確認しておけば、施工後に後悔することもありません。ここでは、色選びの失敗を防ぐ4つのポイントを紹介します。

カットサンプルで色をチェックする

カタログやウェブサイト、シミュレーションだけで色を見て決めると失敗しやすいので、必ずカットサンプルを確認しましょう。外壁のカットサンプルは持ちやすいA4サイズで提供されており、実際に用いる塗料が塗布されています。実際に塗装された色を事前に確認できるため、施工後に「イメージと違う」と後悔する心配がありません。

日光が当たったときの色を確認する

外壁の色は、日光の当たり具合によって印象が変わることがあります。特に日当たりがよすぎる場所は、太陽光を反射して色が見えづらいことがあります。重厚感のあるブラックの外壁でも、ぎらついて色がよく見えず、派手な印象に仕上がってしまうことがあります。

室内の照明の下で確認した色と、日光の下で確認した色はイメージが異なることがあるので注意が必要です。好みの色を見つけたら、日光が当たったときの状態もチェックして、理想の色合いになるかを確かめておきましょう。

ツヤありとツヤ消しの特徴を押さえる

ガルバリウム鋼板にはツヤありとツヤ消しの2種類があり、それぞれ見た目の印象や機能性が異なります。ツヤありは表面がツルツルしていて汚れにくく、耐久性が高いのが特徴です。ただし、ツヤは経年とともに失われていきます。

一方で、ツヤ消しはマットな質感が特徴で、落ち着いた印象に仕上がります。経年劣化に伴う変化が少なく、見た目のイメージも維持できますが、汚れやすいのが難点です。それぞれの特徴を押さえたうえで、ベストな選択をしましょう。

相見積もりをして優良業者を選ぶ

色選びで失敗しないためには、業者選定も慎重に行う必要があります。優良業者を見極めるには、相見積もりが欠かせません。複数の業者の見積もりを取ることで価格や工事内容を比較でき、優良な業者を見極めやすくなります。少なくとも3社以上の業者から見積もりを取り、サービスの品質やコミュニケーションの取りやすさなどをチェックしましょう。

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ガルバリウム鋼板の色選びで迷ったら業者に相談しよう

ガルバリウム鋼板の色選びに迷ったときは、最初に建物外観のイメージを決めましょう。遮熱効果やメンテナンス頻度なども考慮して選ぶと、失敗するリスクを軽減できます。色は日当たりなどによって見え方が異なるので、シミュレーションだけでなくカットサンプルで色を確認して決めることが大切です。

色選びに迷ったときは、業者に相談するのも一つの方法です。優良業者であれば、色選びについて有効なアドバイスを提供してくれます。困ったことやわからないことがあれば業者に相談して、満足のいく外壁に仕上げましょう。

なお優良な業者を探す際は「外壁塗装の窓口」がおすすめです。厳しい審査をクリアした全国5,000社以上の優良店の中から、依頼者の希望に沿った施工店を紹介します。契約前から施工後まで、経験豊富なアドバイザーによる一貫したサポートを無料で提供しているので、まずは是非お気軽にご相談ください。

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